大人向けの発達障害全般とその他の悩み・困り事に関する情報提供site

発達障害法律トラブルQ&A集

ここでは、発達障害をもつ方が職場や日常生活で起こりうるトラブルを、
事例を用いて法律的に解決するヒントを解説していきます。

発達障害に共通する点として、外見からは障害があることが分かりにくいこと、そこまで発達障害について理解が進んでいない事があげられます。
そのため、発達障害であることを理解してもらえず、「変わった人」、「 仕事ができない人」等と、職場でいじめや嫌がらせにあうことがあります。
また、仕事で大きなミスをしたことにより、会社に大きな損失を与えてしまうことも考えられます。

このように、発達障害を持つ人はトラブルにあう可能性が高く、また似たようなトラブルを抱えている場合も多いので、ここでの事例が皆様のお役に立つことを願い、記載していきます。

職場のトラブル関係


労働関係

採用段階で発達障害を告げないといけないの???

あるところにAさん(ADHDと診断)がいました。
Aさんは、精神障害者保健福祉手帳を取得していましたが、そのことは触れずにA社の採用面接を受け、合格しました。
入社前の誓約書に「業務に差し障りがある疾病を持っていない」との確認条項がありましたが、Aさんは誓約書に何も言わずに署名しました。

ただ入社して 1カ月後、Aさんに単純ミスが目立ち始めたので、上司がそれとなく原因を尋ねると。
Aさんが「実は私はA D H Dなのです」と告げました。
すると人事部から呼ばれ、「入社時の誓約書にサインしたのに、あなたは虚偽申告、経歴詐称したので、懲戒解雇します」と言われました。

この場合はどうなるのか?

懲戒処分とは、会社の中で適用される罰であるため、曖昧な内容は許されません。通常、懲戒解雇は一番重い処分で、企業秩序を著しく乱す場合になるので、学歴や職歴の詐称だけでは通常は該当しません。
企業は、発達障害に対する「合理的配慮」が必要で、採用後に申告した場合にも適用されますし、 発達障害は障害者差別解消法の対象になっているので 発達障害を告げたくないと考えるのはやむを得ないと考え、解雇処分の対象にはならないと考えます。

それでは、会社側が労働者に対して、採用の際に発達障害であることを申告するよう求めることは可能なのでしょうか?

近年、個人情報に関する厳しさは格段に増しており、障害者差別を解消しようという社会の流れもあります。さらに、職業安定法 5 条の 4 は、「社会的差別の 原因となるおそれのある事項」を会社側が収集することを原則として禁じてお   り、本人から収集するためには、・特別な職業上の必要性が存在しなければなりません。

そうなると、少なくとも事業を遂行する上で特に必要がないにもかかわらず、面接や入社手続きにおいて、発達障害であることを申告するよう求めることは、違法と評価され得る(慰謝料が発生する可能性がある)ことになると思われます。

もし、上記のような事例があれば、こういう話をして人事や上司と交渉してみて下さい。


日常のお金関係


恋愛関係


※ここに記載している内容は、法改正での変更や、
その時々の状況により変化しますので、あくまで参考として下さい。
もしトラブル解決に向けた対応をしたい場合は、弁護士等に相談することを
オススメ致します。


%d人のブロガーが「いいね」をつけました。